北千里動物病院

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更新日 2017-04-08 | 作成日 2017-04-08

心臓エコー検査

当院ではカラードップラーを利用した心臓エコー検査を随時行っています。
通常の白黒エコーと異なり、血流状態を把握できるため、より詳細な病態把握、
病期の確認が可能となりました。

僧帽弁閉鎖不全症



僧帽弁閉鎖不全症の症例です。
僧帽弁前尖肥厚による逆流が認められました(カラーのモザイクの所)。
(右傍胸骨四腔断面長軸像)





大動脈径、左房径測定
(LA/Ao比測定)
左心房拡大がみられます
(心基部短軸像)





左室収縮能、壁厚等の確認。
過剰収縮が認められます。




左心房への逆流速波形計測
(左心尖部四腔断面)
波形のカットオフが見られ、左房圧の上昇が示唆されます。





左室流入波形計測
E波、A波計測
E波増高が確認されます。
左室容量負荷、左房圧上昇が示唆されます。
この症例では肺水腫を併発していました。


肺動脈狭窄症例

心雑音の存在から他院で僧帽弁閉鎖不全と診断されていた症例です。
当院でのカラードップラー心エコー検査で僧帽弁閉鎖不全ではなく
肺動脈狭窄症であることが分かった症例です。




心基部短軸像にて肺動脈の狭窄後部拡張がみられました。
(狭窄部分からの高速血流負荷によって拡張をおこします)





心機能評価
右心系の負荷によると思われる心室中隔の平坦化がみられました。




心基部短軸像 
肺動脈狭窄部からの高速血流による乱流(モザイク部分)を確認






肺動脈弁下における右室流出波形計測、流速から圧格差測定。
5m/secに近い高速血流が測定されました。



このように心雑音だけで他の心疾患と誤診されているケースもままありますので、こういった意味でもカラードップラー心エコー検査は有用であると考えています。

心エコー検査は、レントゲンや、心電図では把握しきれない動的な心臓の働きを詳細に評価できます。
また予後判定や薬剤選択に非常に利用価値が高いと思われます。


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